マットレスにカビが!取り方と寝室での予防策
目次
1.カビの取り方
カビは発生させないのが一番…とはいえ、環境によっては完全な予防は難しい場合もありますよね。そこで、まずはマットレスにカビが生えてしまった場合のカビ対策をご紹介いたします。
(1)表面のカビを撒き散らさないよう掃除機をかける
まずは準備段階。カビは胞子ですので、ごしごし擦る前にまずは掃除機で吸って胞子が飛ばないようにしましょう。これを行うことで、カビ掃除によるカビの拡大という”2次災害”を防ぐことができるんです。
(2)カビ取りスプレーを使う
カビの黒い斑点ができてしまうと、これを取るのはかなり困難になります。多くのご家庭にある漂白剤等を使っても、強い薬剤なのでマットレス自体が傷んでしまったり色落ちしてしまったりとリスクがありますし、何より大きくて分厚いマットレスを漂泊するのはかなり厄介ですよね。
そこで便利なのが、カビ取りスプレーです。スプレー式で消毒を行うのも簡単ですし、乾いたら赤ちゃんも触れるくらい安全性の高いものもあります。
用途に合わせて様々な種類が販売されていますから、ぜひご自宅の状態にあったものをお選びくださいね。
(3)プロのクリーニング業者に頼む
マットレスは高価なものなので、破棄してしまうのはもったいないですよね。やっかいなカビが発生してしまって、自分ではどうしようもない…というときには、ハウスクリーニングを行っている業者さんに掛け合ってみるのもおすすめです。もちろんカビができて日が浅いものなら、なおさら取れる確率が高くなります。カビを見つけたらなるべく早く、適切な対処をすることが肝心です。
2.カビを生やさないための予防策
カビは、早ければ半月で見えるくらいに成長していきます。
壁や床などはこまめに掃除ができますが、マットレスはそうもいきませんよね。
なぜカビができてしまうのか、原因を知っておくことも大切です。
(1)カビができる原因
マットレスは通気性が悪くなりやすい上、毎日寝汗や赤ちゃんのよだれなど何かと水分を貯め込みやすいものです。布団だとお天気の良い日に外に干しておくことはできますが、マットレスはそうはいきません。
特に、マットレスを床に直置きしていると通気性も悪くなりますし、下の床までも菌の温床になりますので避けた方が無難です。コンクリート住宅のように外と室内の気温の差が激しく結露が発生しやすいお部屋は、結露とほこりが混ざり、あっという間にカビのえさができてしまう悪循環にあります。
コンクリートの住宅に限らず、結露ができやすいお部屋では必ずベットフレームを使用し、念入りに湿度対策をしておく必要があります。
(2)予防のためにできること
- ・ベットフレームを使う
- ・マットレスの直置きはしない
- ・月に一度くらいはマットレスを動かして通気性を良くしてあげる
- ・ベットフレームの下の収納は使わない
※下の収納に物を入れると気密性が高まってカビの原因になります。 - ・消毒用エタノールで殺菌する
※もうできてしまったぽつぽつは消えることは困難ですが、菌を殺し更なる発生を防ぐことはできます。 - ・マットレスの下に除菌シート、マットレスの上にシーツをひく
※カビ予防のためのシーツやシートも販売されています。 -
(3)ベッドフレームにはスノコベッドがおすすめ
通気性を良くするためにベッドフレームの使用をおすすめしましたが、スノコベッドのベッドフレームはカビ予防にとても有効です。
ただし、スノコベッドも万能ではありません。ちゃんとした対策をしないと、スノコベッドにもカビが生えてしまう可能性はあるのです。
マットレスを長年置きっぱなしにしていると、その中にたまった湿気はやがてスノコベッドをも侵食し、カビの原因となってしまいます。
カビの繁殖力は非常に強く、一度根を張ると殺菌をしない限り、餌のほこりと結露があるだけでどんどん根を張っていきます。(4)スノコベッドの選び方
スノコベッドの材料となる木にもいくつか種類がありますが、その中でも桐(きり)のスノコベッドは特に通気性が良いため、カビ対策に最適です。
桐は吸湿性が高いため、湿度の高い日本では昔から大変重宝されてきました。日本古来の材質、なんだか安心ですね。
まとめ:マットレスのカビは湿度調整で防ぐ!
いかがでしたでしょうか。
カビはさまざまな病気の原因になるだけでなく、放っておくと喘息やアレルギー性鼻炎を引き起こすこともあります。
一度生えてしまったらなかなか完全に除去することは難しいカビ。湿度を上手に調整して、予防に努めたいものですね。
ゆっくり疲れを癒すはずの寝室で、夜中に苦しくて起きてしまい不眠症…なんてことにならないように、ぜひ今からカビ対策をしていきましょう!
GETHAなら
日本には四季があり、季節によって睡眠環境に大きな変動が見られます。特に難しいのは夏の寝床内の湿度コントロールです。
夏の寝具選定においては室内の温度調整とともに、敷き寝具と皮膚接触面との湿度を抑えることを考慮すべきであります。
GETHAのマットレスは天然素材由来の高い「吸湿性」「放湿性」「透湿性」を備わっています。
ただし、マットレスを敷きっぱなしにすると放出された湿気が、床とマットレスの間にとどまってしまいます。
敷き寝具全般に言えることですが、適度に空気の循環が出来るよう、工夫しながら使用することが重要です。